2014年3月19日水曜日

保険会社の格付けについて

生命保険の格付けという言葉があります。これは、生命保険を選ぶときに使いますが、端的に言えば、生命保険会社の総合評価のランキングです。生命保険の格付けは、事業会社が発行している社債が、きちんと元本と利息で支払って確実に行われているのかを評価しているもので、

A、B、C、Dのアルファベットを用いて、ランク付けしています。格付けは、将来、その生命保険会社が、ちゃんと保険金を払っていけるのかをみる重要な指標になりますので、

生命保険を選ぶ際には、必ず格付けを確認しておく必要があります。しかしながら、この格付けは絶対的な判断材料にはなりません。

それは、格付けを行っている会社が複数あり、会社によって評価が違う場合があるからです。また何らかの経営状況などでは、その時発表されたものとは実際にはすでに違っているケースもあります。

あくまでも生命保険の格付けは参考程度にするようにして、ランクを見るならいくつかチェックしておくといいかもしれませんね。生命保険の格付け会社には、スタンダードアーズやムーディーズといった会社が有名です。これらを参考にしてみて下さい。

生命保険を選ぶ際の一つとして、格付けランクを見て、将来きちんと保険金を支払ってもらえるか確認しておきましょう。



生命保険は一度加入したら終わりじゃない

生命保険というのは、一度の加入で終わりではありません。生命保険は1度加入すれば、もう安心だと考えている人たちもたくさんいます。しかしそうではありません。生命保険に加入しているということは、保障されているということになりますが、保障内容の見直しが必要です。

加入している人の環境や、その人のライフステージに合わせて、随時生命保険と言うのは見直していく必要があるのです。仮に、22歳で社会人になって、新規に生命保険に加入したと考えます。そして、結構し、配偶者ができたと仮定しましょう。

男性である自分は、配偶者の奥さんを扶養する必要があります。万が一のことを考えて、生命保険の保障額を増加させる必要があります。また、結婚して、子どもが生まれれば、それだけ養っていく家族が増えますから、保障はさらに必要になってくるのです。

このような人生の節目が、生命保険の見直しの良いタイミングなのです。保障を増加させるパターンを挙げましたが、生命保険の見直しでも保障を減らすのが良い場合もあります。

例えば、子どもが社会人になった場合は、保障を減らすのが良いでしょう。必要を上回る保障に対する保険料の支払いは、無駄になります。

自分と家族の環境やライフスタイルに合わせて、生命保険は随時見直しをしていく必要があります。生命保険に加入したらそのままにしておかないで、状況に合わせて、適宜、見直しを行って下さい。



特約について

気になるポイントとして、生命保険を検討するときには主契約と特約が挙げられます。生命保険を検討してみたものの良くわからないと言う方は主契約と特約が理解できていないのかもしれません。

生命保険の本体部分とも言えるのが主契約です。定期保険や養老保険など様々な形が主契約にはありますが、生命や傷病などによる損害保障の部分だと理解することができます。

例として、「1000万円の保障を死亡時に受けることができます。」これが生命保険の主契約部分と考えれば間違いはありません。

主契約に追加できるオプションのようなもの、それが特約です。特約は生命保険の保障内容をより充実させるために用いられる部分と考えればよいでしょう。

特約も様々なものが用意されているので、利用すれば主契約以外でも多くの保障を受けられます。多くの生命保険で入院保障やがん保障といった特約が提案されています。





保険の相談はどこで?

生命保険の相談はどこで行えばいいのかわからない人は多いと思います。生命保険の相談は、最近ではフィナンシャルプランナーに相談するという方法が一つあげられます。

フィナンシャルプランナーとは、金融関係の資格を持っているプロで、生命保険などに関しても高い専門知識を持っています。このことから、生命保険に関する相談は、フィナンシャルプランナーにしてみることをお勧めします。

保険の内容をよく見ずに適当に決めてしまう人も多くいらっしゃいますが、それでは現在加入している生命保険が自分に合う内容かどうかわからないと思います。

今の自分にとって必要な保障内容になっている生命保険に加入しましょう。自分にとって今、どのような保障が適切なのか、その生命保険はどの保険なのかなど、いろいろ相談してみましょう。

生命保険について相談したときに、家族の年齢や構成などを聞かれます。それを元にして自分のシミュレーションを作ってくれる生命保険会社もあるので、一度相談してみるといいでしょう。





生命保険はつい適当に選んでしまいがち

生命保険を選ぶことは、なかなか難しいことです。住宅ローンの次に支払い期間が長いのが生命保険です。ですから、いくら月々の支払額が少なくても、総合的には高い支払額になってしまうのです。

このような理由から、比較検討して生命保険を選ぶ人もいるのです。車を選ぶとなると、中古車であっても数百万円するとなれば、慎重に選ぶと思います。

しかし生命保険はそれ以上にお金を払い続けるにも関わらず、あまり慎重に選ばない人が多いのは不思議です。生命保険に対する支払いの総額はたいへん大きな額になりますので、注意深く選ぶようにする必要があります。

1から選ぶことはたいへん難しいでしょう。まず手始めに参考となる情報を見つけましょう。このとき便利なのがインターネットなどで見かける、生命保険のランキングです。

このランキングは、今選ばれている保険が何なのか、ランキング形式で発表されています。上位にランクされている生命保険は、デメリットよりメリットが多いものですから、サービス内容も充実していると考えられます。

なぜ上位にランクされているのか確認しながら、具体的に検討するのが得策です。しかし必ずしも、生命保険ランキングの上位に入っているものが、自分に合うとは限りませんから、内容を確認しないで加入するのではなくて、良く確認した上で加入しましょう。



保険会社の直接の営業から加入しない方がいい理由

現在では様々な経路から生命保険に加入することができます。加入方法としては、生命保険会社に所属する保険営業マンや生保レディー、保険ショップなどの保険代理店、インターネットなどが挙げられます。

どのようにして生命保険に加入するのが最適なのでしょう。生命保険の掛け金は月々にしたらわずかですが、一生の支払い金額を合計すると、住宅を購入する額に近づきます。だからこそ自分のライフプランに合った生命保険に加入することが大切です。

営業担当・代理店から加入する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。この生命保険の営業担当者は、それぞれの保険会社に所属しているため、その会社の保険に関する知識はたいへん豊富です。

しかし、歩合制で働いていることがほとんどなので、売り上げを上げないとお給料が少なくなってしまう方が多くなります。もちろん、そうではない方も存在しますがこうした傾向があるということは理解しておくべきでしょう。







更新時期の生命保険見直し

一度加入すれば終わりの商品ではないのが生命保険です。家族の増減、住宅の購入、収入の状況などライフステージにあわせてその都度見直す必要がある商品です。

見直しのタイミングをして用いられることが多いのは生命保険の更新時期です。10年か15年、これが定期タイプの生命保険のほとんどの更新時期です。

10年、15年とはライフステージという観点でも変化が起こる時期です。子供が生まれる、子供が独り立ちする、マイホームを購入するなんてこともあるでしょう。

更新にともなって保険料もアップするでしょう。このタイミングが、生命保険を見直すのに利用できるでしょう。

更新時期が近づくと、生命保険の保険会社から更新の連絡が届きます。多くの場合、新しい商品などの転換契約を求めてくると思います。

新しく契約を結ぶためにこれまでの契約を解約させ、旧契約のメリットが失われるのがほとんどの転換契約です。検討をさせずに早期更新を迫ってくる場合もありますが、焦る必要はありません。



いくらぐらいの保証額が必要か?

生命保険の多くの加入者が、加入の目的を家族の生活保障としていると思われます。一家の主は、もし、自分に万が一のことがあったとしても、残りの家族が生活に困らないような生命保険を探すと思います。

ということは、家族がその後の生活ができるような保障額ということができます。 残された家族が生活を送っていくために必要な必要保障額は、「遺族生活費+別途必要資金-収入見込み額」で計算することができます。

遺族生活費とは、末子が独立するまでの家族生活費と、末子が独立した後の配偶者の生活費です。この末子が独立するまでの家族の生活費としては、現在の約7割、配偶者の生活費は現在半分程度と考えられます。

このほかに、自宅の修繕費や修理費と、子供にかかる教育費などがあります。学費は子供ひとりにつき、生まれた時点で1300万円~私立大学入学時点で500万円がおおよそ必要と言われています。

そして、これらの合計から収入見込み額を引いて求めます。収入見込み額は、夫婦共働き世帯・残された家族が働ける・遺族年金がもらえる・貯蓄額などの環境により異なります。





保険選びは複雑

どの生命保険を選んだらよいか、その判断はたいへん難しいと言われています。一家の主が亡くなったあとを考えて、どのぐらいの保障額が必要か計算する必要があります。

さらに、毎月支払う保険料が払えるものでなくてはありません。こうした条件を算出した後に、ライフプランと照らしあわし商品を選ぶわけですが、

主な生命保険の商品として、定期保険、終身保険、養老保険が挙げられます。自分のニーズに合わせて選べるようになっています。それに加え、特約など様々な付属商品があり、自分のニーズに合った生命保険を探すのは、専門知識がないとたいへん難しいです。

とりあえず生命保険に加入するという考え方もありますが、万が一の際に必要な保障を受けられないこともありますし、保険料が大きな負担になることもあるでしょう。満足いく生命保険を選ぶためには、たくさん生命保険を比較して最適のひとつを選ぶことが大切です。







生命保険の得意分野

わずかな保険料で大きな保障が受けられて、満期返戻金までついている生命保険があればよいですね。誰にとっても夢のような生命保険ですが、このような生命保険を見つけることは難しいと言っていいでしょう。

保険料と保障のバランスを崩してしまうことは、生命保険が破綻するということです。加入者全員のリスクを加入者全体で保障しているためです。夢の様な生命保険を作り出すことは難しいです。しかし、強弱を保障の割合につけることによって、個性のある生命保険を生み出すことは可能です。

保険会社によって様々な保険商品が販売されていますから、生命保険は同じように見えても違うのです。それぞれの商品は加入者のニーズを汲み取るように作られているので魅力的な生命保険がたくさん登場しています。

ターゲットとしている客層がそれぞれの生命保険によって異なるので、得手不得手が存在します。つまり、生命保険に加入する人が、自分が求めるものを明確にして、その分野を得意としている生命保険を選ぶことでニーズにマッチした保障が受けられるわけです。







生命保険は大きく分けて3種類

どれがよいかわからなかったという経験が、生命保険を検討する上でありませんでしたか?パンフレットを並べてみても訳がわからなくなるはずです。なぜなら、単に生命保険と言っても様々な会社から販売されているからです。

パンフレットを読むことすら、人によっては煩わしく感じるでしょう。生命保険の基本を理解できていないと、面倒に感じてしまいます。

パンフレットの内容を簡単に理解するには、生命保険の基本を押さえておくべきです。 一見すると複雑に見える生命保険ですが、大きく分けるとその種類は3種類です。

いわゆる生命保険の主契約という部分に注目をすると、定期保険・養老保険・終身保険の3つに分けることが可能です。5年や10年などといった期間を定める定期タイプの生命保険は、死亡などの保険事故がその期間内に起きた場合、保障が受けられます。

多くの定期保険は、契約期間中保険料が変わらない定額タイプになりますが、更新を期に保険料が上がります。定期保険の特徴は満期による満期保険金がないことです。





保険の保証内容とニーズ

人生の備えとして重要な役割を果たすのが生命保険で、自分自身や家族を死亡や疾病などのリスクから守ってくれます。様々な生命保険が販売されているので、ご自身や家族のライフプランに合わせた生命保険を選ぶことが大切です。

生命保険は、どのようにライフプランと合わせて選べばよいのでしょう。 生命保険を選ぶ上で最も大切なことは、必要な保障とニーズを明確にすることです。

明確に必要な保証とニーズを押さえておくと、生命保険選びにとっての基準ができるのです。生命保険を選ぶ際にそれと照らし合わせることができるので、根拠もわかりますし納得しやすいです。

まずは必要な保障とニーズを明確にし、それから生命保険の情報を調べましょう。保険代理店窓口・営業担当などとの相談のほかに、生命保険の情報収集にはインターネットや広告なども活用されます。

必要な保障とニーズが満たされると集めた情報から予測できれば契約に至るのです。





どのようなときに見直すか

加入した時は最適の保険であったとしても、ライフステージの変化によって見直したほうがいい場合が多いです。生命保険は長い人生の備えとして利用するためです。子供が出来た場合や子供が独立した場合などは、見直したほうがいい時期になります。

生命保険を見なおしたほうが良いでしょう。必要な保障額も変わります。 生命保険の見直し方は、加入している生命保険の確認からはじめます。

保障内容・特約・保険料を整理してみましょう。現在の保障内容で気になる点はないでしょうか。確認として現在加入している生命保険を終えたら、これからのライフプランと照らし合わせましょう。

不足、過多の場合は見直しが必要です。万が一の際に必要な保障額は十分ですか?多い場合は保険料の節約が見込め、不足の場合には額を満たす必要があります。

遺族の生活費×年数+子供の教育費+葬式代が必要額になります。この額から遺族年金などの遺族保障と退職金、貯蓄額、遺族の収入などを引くと必要額が計算できます。





団体信用生命保険

団体信用生命保険をご存知ですか。これは、住宅ローンを借りている間に、契約者が万が一死亡したり、障害を負ってしまった場合に、本人に代わって、生命保険会社が住宅ローンを返済してくれるシステムです。実際には住宅ローンの返済を行うというのではなくて、住宅ローンの残りの債務の分だけ保険料を支払ってもらえるという生命保険です。

端的に言えば、住宅ローンの返済中に死亡したら、そのローンは返済しなくてもよくなることです。団体信用生命保険は、住宅ローンを組む際に、あらかじめ金融機関が生命保険会社に、利用者を全員まとめて申し込み手続きを行いますから、保険料が、普通の生命保険などに比べると安いという特徴があります。

そのうえ、保険料は、加入したときの年齢に関係ありません。でも、団体信用生命保険は、生命保険控除の対象外です。

住宅ローンを申し込む際には、必ず団体信用生命保険にも加入することは義務付けられていることがほとんどです。団体信用生命保険に加入しないと、住宅ローンの返済中に、万が一死亡したり、高度の障害を負ってしまったりした場合、ローンの返済が困難になることが予想されます。このようなことになり、家を手放すことがないよう、加入を義務づけているのです。

加入にあたっては、自分で選ぶのでなく、金融機関からの紹介で行うことになります。





健康状態の告知義務

生命保険に加入するときには、最近の健康状態、過去の病歴、身体の障害の有無、現在の職業などを保険会社に告知する必要があります。過去に大きな病気を経験している方や、健康状態に問題を抱えている方にとっては、大きな不安になる項目ですがなぜ告知が必要なのでしょうか。

生命保険以外の保険でも、一人ひとりのリスクを全体でカバーする相互扶助が保険の仕組みなのです。リスクを全体で抱える以上、リスクと負担は平等でなくてはなりません。

人によってリスクや負担が異なると、不平等が発生してしまいます。最近、癌にかかった人は、過去に病気をしたことがない人と比べ、リスクが高いと言えます。

健康な人に比べ、保険金が支払われる確率が高いにも関わらず、負担にあたる掛け金が同じでは、不平等になってしまいます。過去に病気をしたことがなく健康な人は、健康でない人に比べリスクが低いため、支払っている保険料が高いことになります。

このような不平等を解消するため、生命保険への加入時に告知することになっているのです。