2014年3月19日水曜日

健康状態の告知義務

生命保険に加入するときには、最近の健康状態、過去の病歴、身体の障害の有無、現在の職業などを保険会社に告知する必要があります。過去に大きな病気を経験している方や、健康状態に問題を抱えている方にとっては、大きな不安になる項目ですがなぜ告知が必要なのでしょうか。

生命保険以外の保険でも、一人ひとりのリスクを全体でカバーする相互扶助が保険の仕組みなのです。リスクを全体で抱える以上、リスクと負担は平等でなくてはなりません。

人によってリスクや負担が異なると、不平等が発生してしまいます。最近、癌にかかった人は、過去に病気をしたことがない人と比べ、リスクが高いと言えます。

健康な人に比べ、保険金が支払われる確率が高いにも関わらず、負担にあたる掛け金が同じでは、不平等になってしまいます。過去に病気をしたことがなく健康な人は、健康でない人に比べリスクが低いため、支払っている保険料が高いことになります。

このような不平等を解消するため、生命保険への加入時に告知することになっているのです。





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